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天守と常念岳 松本城入り口の交差点から一望

松本城交差点付近の現在の様子。外堀復元の一大プロジェクトが佳境を迎えている

 雲一つない青空が広がった20日、松本市中心街の松本城交差点付近からは、お城の天守と常念岳の両方が見渡せるパノラマが広がった。市が進める松本城南・西外堀復元事業で、交差点北西角の建物がこのほど解体され、松本城公園に入る手前から二つのシンボルを眺められるようになった。

 交差点を通りかかった市内の80代女性は「見晴らしが良くなった。立派なこと」と事業の進展を評価していた。
 同交差点から大手2交差点に延びる内環状北線(通称・外堀大通り)の対面通行化は5月末を予定している。通り沿いに延びる電線と電柱は、地中化工事で来年度末までに撤去される予定。内環状北線の拡幅区間にある大名町通りのシナノキ1本については、移植か伐採を検討している。