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スーパー戦隊「キングオージャー」のキャラ衣装 塩尻の吉村萌々香さんデザイン 

『王様戦隊キングオージャー』の黄色のキャラクター衣装にデザイン画が採用された吉村さん

 塩尻市大門六番町出身で、名古屋市内の専門学校に通う吉村萌々香さん(20)が手掛けた衣装デザイン画が、子供に人気のテレビ番組・スーパー戦隊シリーズ最新作『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日系列)のキャラクターに採用された。吉村さんは「自分のデザインが認められてうれしい。豪華でかわいらしいドレスができた」と喜んでいる。

 5日に放映が始まった番組は、架空の国の王や女王である5人のヒーローが昆虫モチーフのロボとともに敵と戦い平和を守る物語だ。デザインが採用されたのは、芸術と医療の国「イシャバーナ」女王のヒメノ・ランの衣装。黄色の「カマキリオージャー」に変身する前の人間の姿だ。
 ドレスは「戦い」を意識して動きやすくスカート丈は前を短く、後ろ丈を長くした。肩や背中を露出しておしゃれに見せた。「美しいものに目がない」「わがまま」などのキャラクター設定や世界観から考えたという。
 塩尻志学館高校の被服部で活動、名古屋モード学園ファッションデザイン学科高度専門士コース2年生に在籍する。昨年、番組制作の東映が専門学校向けに募集したコンペティション(競技)に応じ、紫色のキャラクターとともに計2点を出品した。オンラインで衣装見本の点検に参加する貴重な体験もした。
 幼少期から大人の女性の洋服に憧れてデザイン画を描いていた。吉村さんは「いろんな知識や技術を学び、レディース服のデザイナーになりたい」と語っている。