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子供の成長記録 冊子に 木曽町 学校・関係機関と情報共有 本年度配布

木曽町サポートブックの表紙

 木曽町は本年度、子供の成長・発達に関わる情報を学校や関係機関と共有する冊子「サポートブック」を作った。子供一人一人に合わせた対応が進学・進級などで途切れることなく、新たな生活環境に円滑に移行するための手引きとしてもらう。本年度以降に生まれた新生児を対象に、生後2カ月に合わせた家庭訪問で配布し、昨年度以前に生まれた子供についても希望者に配る。

 サポートブックはA5判約20ページ。冒頭の数ページでは、3歳までの成長・発達の様子や健診で言われたことなどを記入。その後は、こども園、小中学校、高校などでの成長の状況を記録していく。
 各進学・就職段階では、「入園に向けて」「小学校に向けて」など、子供の性格や行動、学習の状況などを伝える記載欄を設け、進学・就職先の担当者に見てもらうようにする。こども園や学校に相談した内容、懇談会で話したことなども記録する。
 町子育て教育課の保健師・小島清香さん(30)は「お子さんへの支援をつないでいくためにぜひ活用してほしい」としている。
 サポートブックは町ホームページからもダウンロードできる。問い合わせは同課こども家庭センター(電話0264・23・2000)へ。