福祉と融和あるれる村に 朝日村長に再選、小林弘幸さん抱負語る

現職と新人の一騎打ちとなった朝日村長選挙で接戦を制し再選した小林弘幸さん(70)=西洗馬=は、当選から一夜明けた24日、地元の中組生活改善センターで報道各社の取材に応じた。「福祉と融和にあふれる村」を柱に掲げ「村民と歩調、ベクトルを合わせてかじ取りをし、明るく楽しく、静かに暮らせる村をつくりたい」と抱負を語った。2期目の任期は5月1日に始まる。
―当選から一夜明けての心境は。
この先4年のかじ取りを任せていただき、わくわくした気持ちと重責を感じる。祝福のメールをたくさんもらった。24日から約1週間、住民に感謝を伝えるつじ立ちをしている。
―接戦となった選挙戦。結果の受け止めは。
1期でブレーキをかけては駄目だ、今の延長で将来につながる仕事をしてくれということだと思う。公務をしながらの短期決戦だったが、後半にかけ、会う人会う人から好感触をつかめた。地元や支援者の応援、団結力が押し上げてくれた。
―福祉と融和の村づくりを掲げた。
コロナ禍で住民交流や絆が薄れ、村政を知ってもらう対話活動もほとんどできなかった。住民が仲良く解け合い、楽しく村づくりをすることを大切にする。
―2期目に重点に取り組むことは。
無医村にしないため、村立の診療所を確保するプロジェクトを進める。これまでの庁内や有識者との検討を発展させて住民参加の協議体を立ち上げ協議を深めたい。公約に掲げた「融和集会」もすぐやり、村民との対話を進めていく。公共施設の老朽化対策、中央公民館一帯の施設機能を集約した複合施設の検討も重要テーマだ。
―1期目を踏まえ2期目に生かすことは。
対話不足で村の施策が十分伝わらなかったことは反省点。村からの情報発信をしっかり行う。村民とコミュニケーションを深め、意見を尊重しながら事業への理解を広めることを大事にしたい。