政治・経済

塩尻市議選 あす投開票

 統一地方選挙後半戦の塩尻市議会議員選挙は23日に投開票される。定数18に対し、現職12人、元職2人、新人5人の計19人が立候補し少数激戦を繰り広げている。ただ、賛否が分かれる大きな争点は見当たらず、盛り上がりに欠けて、投票率のさらなる低下も懸念される。選挙戦最終日の22日は各陣営が最後の訴えに力を尽くす。

 22日は大半の陣営が地元区を重点的に巡る計画だ。拡声器を載せた選挙カーを使わず、ハンドマイクで1日20回演説しているという現職は「最終日も同じ。命がけで政策を訴えたい」と話す。遊説が中心の別の現職は「人の姿が見えない。なかなか手応えを感じられない」と、高齢化に加え、生活様式や価値観の多様化が進む中での運動の難しさを感じている。農村部を主に巡る新人は、車を降りて一人一人に顔を見せながら直接話し掛けるようにし、「楽しみながらやっている。元気よく精いっぱいやりたい」と語る。
 市選挙管理委員会事務局によると、17~20日の4日間に期日前投票を済ませた人は3605人で、平成31(2019)年の前回選の同時期より311人多かった。直近の県議選塩尻市区も前回選に比べて1517人上回るなど期日前投票が好調だった一方、選挙日当日が伸び悩み、低投票率になる傾向が多い。
 塩尻市の選挙人名簿登録者数は15日現在、5万5144人(男性2万7424人、女性2万7720人)。

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