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女鳥羽川右岸に植栽したばかりの花苗 全て持ち去られる

花苗が消えたプランターの一つを指さす原さん

 松本市大手4の女鳥羽川右岸で、東町3丁目町会が14日に植栽した花苗約40株が、全てなくなったことが17日、分かった。町会の緑化担当者は、何者かに持ち去られたとみて、松本警察署に届け出た。
 大橋―一ツ橋間の護岸の上に並べた、おけ形プランターに植えた花が消えた。植栽翌日に水やりをした15日は異常はなかったが、16日朝、一株残らずなくなった状態で発見された。
 植えたのは31株だったが、実際には37株が町会に届いていたことがその後、確認された。植栽場所の向かい側、神社のほこら脇に一時的に置かれた13日に、6株が既になくなっていたとみられる。
 町会は、花いっぱい運動の活動として、10年ほど前から女鳥羽川沿いを花で彩っている。2年ほど前にも同様の被害に遭ったという。町会の緑化担当者・原達さん(83)は「一つ、二つならともかく、全て持っていってしまうとは」と驚き、悲しんでいる。