ミズバショウが春告げる 塩尻・みどり湖畔で開花

塩尻市郊外のみどり湖畔にある水芭蕉公園で、ミズバショウが顔をのぞかせ始めた。約4000株が植えられており、このうち1000株ほどの白い仏炎苞が開き、かれんな姿を楽しめる。暖かな日が続いたため例年よりも開花はやや早いという。
手入れをする市民有志の「みどり湖水芭蕉の会」によると、今年は10日ころに出始めた。大桑村から訪れた男性は「もしかしたら咲いているかなと寄ってみたら本当に出ていた」と驚いた。会事務局の平出芳雄さん(74)=塩尻市大門五番町=は「大型連休の前までは楽しめるはず」と話す。
ミズバショウは昭和61(1986)年、地元の愛好家が植えたのを機に、その後は水芭蕉の会が株を増やし、遊歩道も整えてきた。新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で近年は水芭蕉まつりを中止しているが今年も見送る。