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読者の善意3647万円 石川県に 能登地震 被災地支援 馳知事に託す

石川県の馳浩知事(後列右から2人目)に寄付金を届けた、(左から)井澤泉さん、高橋かさねさん、高橋佳音さん、竹内紀乃ちゃん、新保裕介社長

 市民タイムスは29日、1月1日に石川県で最大震度7を観測した能登半島地震の被災地支援のため、市民タイムスが開設した「救援おもいやりボックス」に寄せられた善意3647万7842円を、震源地の石川県にお届けしました。新保裕介社長と寄付者代表の3世代ご家族4人が石川県庁を訪れ、馳浩知事に目録を手渡し、「復興に役立てほしい」とお伝えしました。

 寄付者代表で、井澤泉さん(74)=塩尻市大門二番町、井澤さんの娘の高橋かさねさん(49)=松本市寿北6=と長女の佳音さん(10)、佳音さんのいとこの竹内紀乃ちゃん(5)=松本市庄内3=に同行していただきました。
 石川県庁で新保社長は馳知事に「多くの皆さんから善意を寄せていただきました」と経緯を説明し、高橋さんが「一日も早い復興を願っています」と寄付金の目録を手渡しました。
 寄付者から寄せられた被災地への応援コメントが掲載された紙面も贈られ、馳知事は深く息をはいて「ありがたいですねぇ。こうして記録に残ることは大事ですね」としみじみ見入り、「皆さんの温かいお気持ちを必ず被災者にお伝えします。これを機に能登と松本の交流が深まることも願っています」と感謝の言葉を語りました。
 1月11日から2月29日まで開設した「救援思いやりボックス」には、計695件の善意を寄せていただきました。あらためて感謝申し上げます。