政治・経済

臥雲氏、2期目の決意新た 「共感・納得」を大切に課題解決

投開票から一夜明けてインタビューに応じる臥雲氏(18日午前9時過ぎ、中央2の事務所)

 松本市長選挙の投開票から一夜明けた18日、再選を果たした臥雲義尚さん(60)は中央2の事務所で記者会見し、477票差という僅差の戦いを振り返りつつ、「共感と納得」をキーワードに2期目の市政を担う決意を語った。会見でのやり取りは次の通り。

 ―現在の心境は。
 支援してくれた人、他候補を支持した人、投票に行かなかった人全てに感謝。得票差477票という結果を真摯に受け止める。再選が決まってほっとしていると同時に、直ちに山積している課題の解決にまい進していくぞという気持ち。
 ―選挙戦を振り返って。
 新型コロナウイルス感染症禍を乗り越えた今、未来を見据えた政策を伝え、市民に「共感」してもらう期間だった。残念だったのは、公序良俗を逸脱していると言わざるを得ない行為をする候補がいたこと。断固たる姿勢をとっていかなければならないと思う。
 ―2期目に取り組みたいことは。
 市内各地域の事情に即して地域公共交通、移動支援のネットワークを構築する。公立の小中学校に通わせることで十二分に力を付けていける新しい教育や学校の在り方を確立したい。経済的負担の軽減を考え、保育の受け皿も拡充する。
 ―次期の課題は。
 松本パルコの後利用問題、市立病院の移転建設、市役所の再編、クリーンセンター建設と食肉処理施設の移転の四つ。市民の「共感・納得」を得ながら進めていきたい。
 ―初当選時の記者会見で、市長任期の限度を「2期8年」としていたが。
 今日から一日一日、毎日毎日、市長の職務に全力投球する。それに尽きる。