地域の話題

松本駅西の白板橋 来月から仮橋通行

供用開始に向けて工事が進む白板橋の仮設橋

 松本市が松本駅西の交通の要所・国道143号巾上交差点の北で進めている市道中条白板線・白板橋の架け替え工事で、仮設橋での通行が10月にも始まる。現在の橋の東に架けられた仮設橋の舗装や取り付け部分の工事が行われており、今月中旬から仮設橋の開通まで、国道が夜間片側通行になる見込み。市はドライバーに工事への理解と協力を呼び掛けている。

 仮設橋と仮設道路の幅は約6・5メートルの片側1車線で、国道と市道の交差点は変則型になる。夜間工事に伴う国道の片側交互通行は、午後9時から翌日の午前5時まで。
 昭和37(1962)年に架けられた現在の白板橋は幅約6・8メートルの片側1車線で、道幅が狭く右折レーンがない。市建設課によると通行量は昼間の12時間で約6400台。通勤時間帯を中心に白板橋側の市道から国道に右折する車で渋滞が発生している。
 架け替え事業は平成27(2015)年度に始まった。新しい橋の幅は18メートルで、右折レーンや広めの歩道が設けられる。総事業費は約15億5000万円で、令和8年3月の完成予定となっている。