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塩尻玄蕃まつり キツネをイメージ 笑顔で踊る

4年ぶりの通常開催となった喜びを全身で表現する踊り連(塩尻玄蕃まつり)

 第48回塩尻玄蕃まつり(実行委員会主催)は29日、塩尻市の大門商店街で開かれた。新型コロナウイルス禍の中止などを挟んで4年ぶりの通常開催となり、再開を待ちわびた大勢の人で街が活気に満ちた。

 メインの玄蕃おどりは午後5時に始まり、17連・約880人が塩尻の玄蕃之丞伝説のキツネをイメージした踊りで街を練り歩いた。大門七番町連の澤井寛子連長(41)は「玄蕃まつりを機に、さらに地域のつながりを深めていきたい。見ている人にも元気になってほしい」と張り切って踊った。
 会社員・赤羽勝さん(44)=宗賀=は、玄蕃まつりを初めて見る小学校3年の次男・渉夢君(8)と来場し「良い思い出になった」と笑顔を見せていた。
 日中から小学校金管バンドや和太鼓の演奏、ダンス、書道パフォーマンスなどさまざまなイベントが開かれた。夏の日差しにもかかわらず、多くの人が歩行者天国となった商店街を行き交った。