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松本山雅がファンサービス再開 かりがねサッカー場にファン・サポーター150人

再開されたファンサービス。パウリーニョ選手(右)が来場者のユニホームにペンを走らせる

 サッカー松本山雅FCは30日、新型コロナウイルスの影響で見送っていたトップチームのファンサービスを再開した。喫茶山雅(松本市大手4)で同日夜に催したカフェトークも4年ぶりに対面形式で開催。スタジアムでは声出し応援が全面解禁されており、選手とファン・サポーターの距離感がかつての形に近づいてきた。

 ファンサービスの実施はコロナ禍でJリーグが開幕後に長い中断に見舞われた2020シーズン以来。この日は松本市かりがねサッカー場で実施し、待ちかねた機会に約150人が集まった。駿太君(7)、惟斗ちゃん(5)兄弟の手を引いた深澤理恵さん(36)=松本市=は「応援している選手を近くで見られ、サインもしてもらえた」と喜んだ。
 写真撮影にも応じた選手、監督の表情は柔らかく、陽気と相まって和やかな空間が広がった。コロナ禍以前を知る通算で在籍6季目のパウリーニョ選手は「この雰囲気は松本山雅の強み」。新加入の滝裕太選手は掛けられた歓迎の声を喜び「フレンドリーで居心地がいい。再開されたシーズンに来られて良かった」と頬を緩めた。
 クラブは今後も可能な範囲でふれあいの場を設ける。実施日や諸注意などは公式サイトで案内していく。

 喫茶山雅でのカフェトークは、オンライン開催時より申し込みが多かったという。副主将の菊井悠介選手が登場し、来場した35人と交流した。