政治・経済

生坂スカイスポーツ公園にライブカメラ

生坂スカイスポーツ公園に設置された2基のライブカメラ(左端)

 パラグライダー離陸場として知られる生坂村北陸郷の生坂スカイスポーツ公園に今春、新たにライブカメラが設置された。村ホームページの特設ページ(QRコード)から園内や上生坂を昼夜問わずリアルタイムで見ることができ、村の観光PRだけでなく防災・防犯などにも役立てる。

 公園敷地北東側の斜面近くに2基設けられた。一つは園内の敷地を南向きに広く捉える定点観測用で、映り込む吹き流しで風向きや風速を知ることができ、真っ暗な夜間も人の有無を判別できる高感度性能を持つ。もう一つは40倍光学ズームレンズを搭載したカメラで、向きも役場側からの遠隔操作で360度任意に変えられる。いずれも常時12時間映像をさかのぼることができる。
 これまでも公園を利用するパラグライダー愛好団体が設置するライブカメラがあったが一般公開されていなかった。本年度の9月補正予算で総事業費約211万円で設置し今月13日から運用が始まった。
 新しいライブカメラは園内の防犯や風光明媚な村内の景色の紹介に役立つほか、村中心部での災害時の現場把握にも活躍しそうだ。今後、高所を生かし季節に応じて表示も変えたいといい、村総務課は「村の四季折々の風景を楽しんでほしい」としている。