政治・経済

マイナカード窓口 休日も 安曇野市が申請の体制強化

マイナンバーカードの申請を促す広報あづみの臨時増刊号

 安曇野市は市民からマイナンバーカードの交付申請を受け付ける休日の窓口を拡大している。1月下旬には、申請を促す広報あづみの臨時増刊号を発行し、全戸配布している。市はこれまで臨時増刊号を8回発行したが、新型コロナウイルス関連以外では初めてだ。市のマイナンバーカードの交付率は49・2%(昨年12月末時点)で、県内77市町村では飯田市と並んで下から10番目と低く、申請を促す取り組みを強化している。

 2月は5日に穂高交流学習センターみらいと市堀金支所、19日に市役所と市穂高支所、25日に三郷交流学習センターゆりのきと市明科支所に出張申請窓口を設ける。3月は、2月と同じく3日間だが会場を10カ所に増やす。
 臨時増刊号はB4判1枚にマイナンバーカードを持つ利点や、申し込む手順などを紹介する内容となっている。最大で2万円分受け取ることができるマイナポイントの申し込み方法も載っており、申請を促している。
 申請や交付を担当する市市民課によると、以前は申請から交付まで1カ月ほどだったが、全国的に申請が増えているため交付まで2カ月ほどかかる。申請は済んでいるが交付には至っていない市民を合わせると人口の6割ほどとなるが、同じ条件で比べても全国平均を下回っている可能性が高いという。
 同課の担当者は「申請は任意だが、身近な場所で申請できる機会を増やし、行いやすい体制を整えていきたい」としている。