松本の前川哲志さん（信州ビバレッジ）が全国アビリンピックで金賞
１１月１７～１９日に愛知県で開かれた第４３回全国障害者技能競技大会（全国アビリンピック）で、松本市小屋北の前川哲志さん（４４）＝信州ビバレッジ＝がワード・プロセッサで金賞に輝いた。前川さんら入賞者が１８日、同時期に開催された第６１回技能五輪全国大会の入賞者とともに長野市内で関昇一郎副知事を表敬訪問し、喜びを語った。
前川さんは信州ビバレッジ入社２年目の平成２８（２０１６）年から毎年、アビリンピックに参加し、努力賞を３回、銅賞と銀賞を各１回受賞している。初めての金賞獲得で「決まった瞬間、思わず『よっしゃ』と叫んでしまった」と照れたようにほほ笑んだ。「会社の皆さんに応援していただき、期待に応えられて本当にうれしかった」と振り返る。平常心で落ち着いて臨み、集中力を維持できたことが好成績につながったとし「次は世界大会を目指したい」と見据えていた。
県選手団は、全国アビリンピックで３人（金賞１人、銀賞２人）、技能五輪で１８人（金賞１人、銀賞５人、銅賞４人、敢闘賞８人）が入賞した。