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松本市議会だより半世紀200号 市役所議場前で企画展示

市議会だより創刊200号の記念展示を準備する広報部会の議員たち

 松本市議会が年4回全戸配布している「まつもと市議会だより」が2月1日発行で200号を迎える。昭和48(1973)年の創刊以来、刷色やページ数を増やし、審議結果以外にも親しみやすい企画を設けるなど、時代とともに編集の仕方を変えてきた。その歩みを振り返る記念展示を2月1日から3月20日まで市役所東庁舎の議場前で行う。

 議会だよりの創刊は県内自治体では早い方だった。創刊号はモノクロで、議案審査などを伝える記事と写真が数枚。平成10(1998)年1月に第100号を迎える頃には表裏の表紙がカラーになり、写真も「松本城400年まつり」など行事ものを加えて色彩豊かになった。
 最初の全面リニューアルは平成20年7月号。新たに編集委員会を設置し、特集を始めて親しみやすさを重視した。翌年に市議会基本条例が施行され、条例に基づく施策推進3部会の一つ「広報部会」の所属議員が編集を担当。2回目となる令和3年8月のリニューアルでは全ページを多色刷りにし、部会員が分担して掲載用の写真撮影や市民インタビューを始めた。創刊時8ページだったページ数は現在16ページで、QRコードなどを使ったデジタル発信も行っている。
 特別展示では、節目のバックナンバーに加え、200号で特集を組んだ高校生との交流、創刊以前の手書きの「市議会報」などを紹介。広報部会長の澤田佐久子議員(共産党市議団)は「読みやすくなったとの声も届いている。今後も分かりやすい内容を目指したい」と話していた。