地域の話題

蟻ケ崎高ダンス部が頂点狙う 全国大会出場へ

気持ちを一つに全国の舞台に臨む松本蟻ケ崎高校ダンス部員

 松本市の松本蟻ケ崎高校ダンス部(顧問・田玉雅美教諭、27人)が14、15日に東京都内で開かれる全国大会「第14回全国高校ダンスドリル冬季大会」に出場する。昨年11月の甲信越大会で優勝し、3年ぶり2回目の出場を決めた。ヒップホップ男女混成部門(大編成)に1、2年生27人で挑み、頂点を目指す。

 テーマは宝探しの「トレジャーハンター」。双眼鏡をのぞき、生い茂った草木をかき分け、崖を登るなどの振り付けを考えて、テンポが速い音楽で力強く躍動感ある踊りを練習してきた。衣装は迷彩生地で手作りし、冒険で汚れた顔をメークで表現するなど演出面も力を入れた。
 2年生は9人と少ないが、未経験者が多い1年生に熱心に教え、新型コロナ禍で練習が限られても励まし合ってモチベーションを保った。部長で2年の杉浦望さん(17)を先頭に前向きで真剣な2年生の姿に1年生は刺激を受け、気持ちも踊りも一つになって技術を高めてきた。
 杉浦さんは「全国出場をかなえられてうれしい。このメンバーで1位をつかみたい」と力を込める。令和元年度の全国初出場3位の成績を上回ることが目標で、田玉教諭は「苦労を乗り越えて手にした悲願の出場権。強豪校に引けを取らず自信を持って踊ってほしい」と期待している。
 松商学園高校トワリングバトン部もメジャーレット部門に出場する。