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御嶽山の多彩な魅力紹介 マイスターネット 木曽町のVⅭで初の写真展

火山マイスターらが「御嶽の魅力を写真を通して感じてほしい」と企画した写真展「誇れる山が木曽(ここ)にある」

 火山マイスターや専門家らでつくる自主組織「御嶽山火山マイスターネットワーク」のメンバーが撮った写真が4日、木曽町三岳の御嶽山ビジターセンター(VC)・さとテラス三岳に並んだ。「誇れる山が木曽にある」と銘打った。噴火災害の伝承に加えて、御嶽山がもたらす自然の恵みや魅力の発信も掲げて昨夏開館した同施設で開催する初の写真展だ。3月21日まで。

 写真40点を3回に分けて展示する計画で、第1弾は、山麓の風物も記録した14点が並んだ。平成30(2018)年春に活動を開始したマイスターの2期生・近藤裕吾さんは、木曽町三岳の御嶽神社別殿の奉納行事・太々神楽を写し「歴史や文化に彩られた御嶽山が地元の方にとって特別な存在であることを感じさせる」とのコメントを添えた。黒沢口登山道9合目から捉えた「紅葉のグラデーション」や、水をたたえた「三ノ池」も目を引く。
 マイスターは、山岳ガイドから学校の教職員まで、さまざまな立場で御嶽と関わる。マイスター5期生の池井真由美さんは「多彩な視点で捉えた御嶽が並んだ」と話し、スキー客が訪れる冬季に企画した写真展への県外からの来場にも期待していた。18日と3月3日に展示替えをする。
 午前9時~午後4時で無休。問い合わせは、さとテラス三岳(電話0264・24・0197)へ。