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大雪の片付け忙しく 幹線道路や交通機関の規制解除

雪捨て場で荷台から雪を下す人たち(11日午後0時40分、塩尻市広丘高出)

 中信地方の大雪は10日朝から夜まで続き、松本で28㌢の積雪を観測するなどまとまった雪となった。11日は低気圧が遠ざかって晴れ間が広がり、幹線道路や交通機関の規制は解除された。

 県内に発令された大雪警報は10日夜に全て解除され、国道19号の松本市渚1―塩尻市高出区間、三才山トンネル周辺などの通行止めも10日深夜から11日未明にかけて解除された。JR各線は11日朝から平常通り運転している。
 10日夕から続いていた長野道安曇野インター―岡谷ジャンクション間の上下線通行止めは11日午前10時に解除。通行止めに伴い、高速バスの運行に減便などの影響があり、松本バスターミナルを発着する新宿線の運行再開は午前11時台となった。
 県営松本空港の滑走路は11日午前11時まで閉鎖。積雪の影響で、松本発着のFDAの定期便は10便中1便が欠航となり、5便の発着が遅れた。
 気象庁によると、11日の松本の最高気温は6.2度で前日より7.4度高かった。塩尻市広丘高出の雪捨て場には、午前中から軽トラックに雪を積んだ人たちが次々と訪れ、雪山は高さ4㍍近くになった。自宅周辺の雪を捨てに来た大門八番町の男性(6)は「一気に降ったね。こうして雪を捨てられるととても助かる」と笑顔で話していた。

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