政治・経済

パルコ賃貸借 松本市会了承 経済文教委 年間3億円で20年間  

年間3億円程度で20年賃貸借する新館利用方針を了承した経済文教委

 来年2月末で閉店する松本パルコ(松本市中央1)の後利用について、松本市議会経済文教委員会(今井優輔委員長)は7日の委員協議会で、市が北半分(新館)の3~6階を年間3億円程度の賃料で20年間借り、公共施設を設置する方針を了承した。運営会社「パルコ」は市の関与を前提に新館を改築し、地下1階~地上2階を商業施設として令和8年中の営業再開を目指す考えを市に提示しており、両者は契約内容の具体的な協議に入る。

 店舗面積約2万2000平方メートルのうち花時計公園側の南半分(旧館)は解体し、土地売却を予定。新館はパルコが約1年かけて改築し、低層階に商業テナントを集める。上層階は、新スタイルの図書館や子供の遊び場、eスポーツなどの文化拠点などを複合した施設を市が設ける方針だ。
 市議会の了承を受け、パルコは経営会議で方針決定するとみられる。市は庁内にプロジェクトチームを立ち上げ、市民の声を聞きつつ公共施設の詳細を詰める。