教育・子育て

豊高100周年 式典と演奏会

豊科高校で開かれた100周年記念式典

 安曇野市の豊科高校(小高淳一校長)で21日、創立100周年の記念式典と記念演奏会が開かれた。式典には生徒や教職員、実行委員、一般参加者ら約720人が出席し、1世紀に及ぶ同校の歴史に思いをはせながら節目を祝った。演奏会では卒業生で、群馬交響楽団のフルート首席奏者・中條秀記さんらが出演して花を添えた。

 実行委員長を務めた同窓会長・能本聡さん(65)は「激動の世紀をよどむことなく進んできた。未来に向けて歴史を積み重ね、さらに豊高が発展し活躍するよう祈念して後輩に託したい」とあいさつした。生徒を代表して生徒会副会長・鳴澤康介さん(17)=3年=が「歴史の重みを感じるとともに、記念すべき節目の年に立ち会うことができた喜びを強く感じる」とした上で、後輩たちには伝統と校風を大切にしながらも変化を恐れない柔軟な思想で新たな伝統と校風を築くよう期待した。吹奏楽部37人の演奏に合わせて出席者全員で校歌を合唱した。
 演奏会では中條さんらが「ユーモレスク」や「ふるさと」などを演奏した。吹奏楽部との共演もあった。
 豊科高校は大正12(1923)年に豊科高等女学校として開校し、昭和23年に現在の校名となった。24年に男女共学となったが5年後に女子校に戻り、49年に再び男女共学がスタートした。これまでに2万2532人の卒業生を送り出している。

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