教育・子育て

松商短大70周年/松本大20周年/松本大大学院10周年 法人が記念式典

大勢の出席者で節目を祝った記念式典

 学校法人松商学園(丸山律夫理事長)は24日、松本市新村の松本大学で、松本大松商短期大学部開学70周年、松本大開学20周年、松本大大学院開設10周年の記念式典を開いた。学生、教職員、来賓ら約400人が出席し、大きな節目を祝福した。

 同法人は昭和28(1953)年、県内初の私立短期大学として松商短期大学を同市県に開学、52年に新村に移転した。平成14(2002)年には大都市圏への人口集中による地方過疎化の打開策として松本大を開学、23年に大学院を開設した。
 丸山理事長は式辞で、松商短期大学部で1万3409人、松本大と大学院で5760人の卒業・修了生を輩出し、社会で必要不可欠な存在として活躍しているとした上で「これまでの教育と新しい教育を融合し、進化させ続け、持続可能な地域社会の発展に貢献できる人材を育成しなければならない」と述べた。菅谷昭学長は「式典を新たな起点として、建学の精神である『自主独立』の下、今後も地域貢献を基本とするミッションをぶれることなく守り抜く」と決意を述べた。
 式典後には、政治学者で東京大学名誉教授の姜尚中さんが記念講演を行い、一般市民を含む約650人が聴講した。