政治・経済

マイナカード申請受け付け 市支所でも 交付促進へ塩尻市

支所の窓口でも申請が可能になることを知らせるポスター

 塩尻市は今月、マイナンバーカード(個人番号カード)の交付申請を、市役所本庁舎だけでなく、八つの市支所窓口でも受け付けられるようにした。居住地区でなくても、どの支所でも申請でき、市民の利便性が向上する。

 申請時に、紙製の通知カードや個人番号通知書、交付申請書、本人確認書類など必要書類が全て確認できれば、カードを簡易書留で郵送することもできる。再訪して受け取る手間が省ける。市役所に近い大門と高出には支所がない。
 市民課によると、マイナンバーカードの市の申請率は80.3%、交付率は67.5%(5月31日現在)。申請したが、受け取りに来ていない人は平成31(2019)年4月以降で4479人いる。最大2万円分のポイントが付与される特典の申込期限が9月末に延長されたためか、申請は一時停滞した状況だ。
 情報漏えいや他人の情報のひも付けなどマイナンバーカードを巡るトラブルが続出しているが、市では現時点で問題は確認されていない。ただ、不安を感じた市民のカードの自主返納が4月以降に5件9人あった。
 池田光宏課長は「今後このカード利用により利便性や効率が上がると期待して作ってほしい」と呼び掛ける。

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