政治・経済

アルプス公園の将来に子供たちが意見 未来委員会

アルプス公園の今後のあり方について意見を交わす子供たち

 子供たちが松本市のまちづくりを学び、考える「第8期まつもと子ども未来委員会」の第14回会議が15日、同市中央4の市勤労者福祉センターで開かれた。参加した小学生から高校生まで委員23人が、今後のあり方が検討されている市郊外のアルプス公園の魅力向上について意見を交わした。

 3班に分かれた子供たちは、それぞれ大きな公園マップを広げ「よい所」「問題点・課題」「希望」の3点を議論した。自然が豊かで動物と触れ合ったりアスレチックで遊んだりできる点が魅力という一方で、楽しめる世代が低年齢層に偏っている点やイベント発信力の弱さを指摘する意見もあった。希望として、展望広場の拡大や未整備地との一体化を望む声や遊具の充実・貸し出し、水辺の活用、イベント、イルミネーションの実施などが挙がった。
 開明小学校5年・山脇悠誠君(11)は「自然が多くて好きな公園だけど、もっと家族の大人も一緒に楽しめるとうれしい」と話していた。
 子供たちの意見は、アルプス公園魅力向上検討会議で共有され、6月の市への提言にも生かされる。出席した市川荘一座長代理は「子供たちの"生きた"言葉と願いがとても勉強になった。よい公園を皆さんの知恵を借りてつくりたい」と話していた。