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吹奏楽クラブ発足へ 木曽町 新年度 中学校の枠組み超え

木曽町、開田両中学校の吹奏楽部合同で行われた練習(2月17日、木曽町中学校)

 木曽町で新年度、吹奏楽クラブが発足する。少子化の影響を受けて学校単独で吹奏楽部の編成を組むことが難しくなりつつある中、すでに町内で活動するスポーツ10種目を対象に発足した「町ジュニアスポーツ・カルチャークラブ」に加わる形になる。

 町教育委員会によると、学校単位の部活は残しつつ、冬季限定でスタートする。12月から翌2月までをクラブ活動期間と位置付け、学校の枠組みを超えて希望者が練習に加わることができるようにする。指導者同士のコミュニケーションの場としても役立てたい考えだ。
 吹奏楽部がある中学校は町内3校中2校で、木曽町中には1・2年生19人、開田中には同5人が所属する。
 クラブ化に向けて、このほど、両校の吹奏楽部が試験的に合同練習をした。木曽町中を会場に、部員1・2年生17人が集まり、Mrs.GREEN APPLEの「ダンスホール」を一緒に演奏した。おしゃれな難しいリズムに苦戦しながらも、いつもと違う顔ぶれの大人数で演奏できる楽しさをにじませていた。
 トロンボーンを担当する木曽町中2年・大畑瑞貴さん(14)は「新しい挑戦となる曲を普段と違う雰囲気で練習するのは楽しい」と笑顔を浮かべた。アルトサックス担当の開田中2年・吉村将道さん(14)は「普段の3倍の人数での演奏で、少人数にはない迫力があり楽しい。次の合同練習が待ち遠しい」と話した。

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