銃剣道場 親子に無料開放 安曇野のANCアリーナ ４月１５日から月・木曜
安曇野市は４月１５日から、豊科高家のＡＮＣアリーナ（市総合体育館）の２階にある柔剣道場を、親子を対象に毎週月・木曜日に無料開放する。施設の有効活用が目的だが、親子が天候や気温を気にせずに広い室内で自由に遊べる場を提供することで、育児ストレスの発散や保護者同士のつながりができることも期待している。
柔剣道場は３８５平方メートルで、半面は畳敷きになっている。無料開放は午前１０時～午後３時。月・木曜日が祝祭日だったり予約が入ったりした場合は無料開放しない。親子が対象のため、子供だけでの利用はできない。
市によると、屋内公共施設を親子に無料開放する取り組みは市内で初めて。太田寛市長と市民団体が昨年懇談した際、年齢や障害の有無にかかわらず誰もが屋内で遊べる場所や遊具がほしい―との要望があり、空調設備が整っているＡＮＣアリーナを検討した。柔剣道場は特に月・木曜日の日中に空いていることが多いという。
柔剣道場では毎週火曜日の午前１０～１１時に未就園児の親子を対象にした運動教室「うんどうのじかん」（１回５５０円）が開かれており、無料開放で訪れた親子に参加を促す効果も期待される。
システムブロックやバランス感覚を養う幼児器具などの遊具も導入する予定。ソフトバレーボールのボールも無料で貸し出す。市スポーツ推進課は「好評なら指定管理者と相談して無料開放日を増やす検討もしたい。気軽に来てもらい、リフレッシュしたり保護者同士がつながったりすれば」としている。