御嶽海が幕内に復帰 大相撲名古屋場所の番付発表
2025/07/01
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大相撲名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)の番付が30日に発表された。上松町出身で元大関の御嶽海は西前頭16枚目。十両に陥落して臨んだ5月の夏場所は東筆頭の番付で8勝7敗と勝ち越し、ひと場所で幕内に復帰した。6月28日までの3日間、地元・木曽町での合宿に臨んだ御嶽海は「勝ち越しを目標にしたい」と力を込めた。
角界入り1年目の平成27(2015)年に2場所経験して以来だった十両の土俵は、初顔合わせの年下力士を相手に後手に回る場面が目立った。8日目まで黒星と白星が交互に続いたが、2度の連勝で持ちこたえ、1年ぶりとなる勝ち越しを14日目に決めた。御嶽海は、合宿初日の稽古を終えた際の報道陣の取材に「十両でやるのは悔しかったが、なんとか勝ち越せて良かった」と正直な思いを吐露した。
合宿では、基本動作を反復しながら実践形式の稽古も交えて調整した。合宿最終日の稽古を終えた御嶽海は、名古屋場所に向けて「番付よりもまず相撲の内容が大事。自分の相撲を取ってファンの皆さんのためにも頑張りたい」と決意を語った。「(初日までの)2週間、押し相撲をしっかり磨きたい」と前を向いた。
