松本市内4高校が文化祭PR 初の合同開祭式
2025/06/29
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松本県ケ丘、松本蟻ケ崎、松本深志、松本美須々ケ丘の松本市内4高校は28日、7月に開催する各校の文化祭の合同開祭式「松本4高文化祭スタートアップセレモニー」を松本駅お城口広場で開いた。毎年文化祭の実施時期が重なることから、学校の垣根を越えてPRしようと初めて企画。4校の生徒会役員や文化系部員ら約200人が集結し、満ちあふれるエネルギーで、街ゆく人々に来場を呼び掛けた。
合同企画のスローガンは「かませ青春!叫べ開幕!」。広場を取り囲んだ仲間や家族、通行人ら数百人を前に県ケ丘高吹奏楽部の演奏で幕を開け、深志高ダブルダッチ部、美須々ケ丘高ダンス部、蟻ケ崎高書道部が文化祭の“予告編”を兼ねたパフォーマンスを披露した。
各校の生徒会長、笠原梨里さん(17)=県ケ丘高、傳刀かりんさん(17)=蟻ケ崎高、伊東光太郎さん(17)=深志高、黒田修平さん(18)=美須々ケ丘高=が司会進行し、各校の売りもアピール。拍手喝采で盛り上がる中、全員で記念撮影して士気を高めた。
昨年12月、県内高校の生徒や教職員が情報交換する「文化祭ガイダンス」で、傳刀さんが合同企画を提案したのが始まりだった。今年3月に準備を本格始動し、打ち合わせを重ねてきたという。この日は県ケ丘高応援団の伝統に倣って、生徒が市街地でチラシを配る市中行進も実施。傳刀さんは「いいスタートダッシュが切れた。本番も頑張れそう」と晴れやかだった。
文化祭は県ケ丘、蟻ケ崎、美須々ケ丘が7月5、6日、深志が同12、13日に一般公開される。
