出羽海部屋の木曽合宿始まる 御嶽海関、朝稽古で若手力士指導
2025/06/27
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大相撲・御嶽海関(上松町出身)が所属する出羽海部屋の「木曽合宿」が26日、木曽町新開の町相撲場と総合トレーニングセンターで始まった。初日は御嶽海関を含め部屋の力士11人が稽古を行い、多くの地域住民が見学に訪れた。

午前8時ころから、トレーニングセンターの稽古場で、四股やすり足、柱に向かって突っ張りを繰り返す「てっぽう」、数人が連なってすり足をする「ムカデ」など基礎の稽古に汗を流した。勝ち残り形式の稽古では力士たちが激しくぶつかり、白熱した対戦が繰り返された。御嶽海関は時折助言をし、終盤には胸を出していた。
近くから見学に来た田口雪子さん(66)は御嶽海関の様子に「ほかの力士たちを立派に指導していた。名古屋場所でも活躍してほしい」と話していた。
旅行中に偶然立ち寄り見学する外国人の姿も。サイモン・ブリズニックさん(26)=ドイツ出身=は「大きな体なのに速く動くことに驚いた。筋肉と筋肉がぶつかり合う音もすごかった」と目を輝かせた。友人のリニー・グッドマンさん(25)=カナダ出身=は初めて生で見る相撲に「とてもクールだ」と感動していた。