高校球児が白熱の引退試合 松商と都市大塩尻のベンチ外メンバーが夏大会開幕前に
2025/07/04
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5日に開幕する第107回全国高校野球選手権長野大会を前に、松商学園と東京都市大学塩尻のベンチメンバーから外れる3年生選手の交流試合が3日、松本市の信州グリーンローズスタジアム四賀で行われた。事実上の引退試合で、後輩や保護者の熱い声援に後押しされながら、高校野球の集大成をプレーで示した。
試合は両者一歩も譲らない接戦で、都市大塩尻が劇的なサヨナラ勝ちを収めた。2点差で迎えた9回、連打と四球で2死満塁の好機を築くと、髙田大翔が右翼線3塁打を放って5―4で勝負を決めた。
髙田は「高校野球最後の打席。悔いなく思い切り打って、2年半やってきた成果を出せた」と笑顔を見せた。敗れこそしたが、2安打2打点と活躍した松商学園の関駿太は「最高のプレーができた。気持ちに区切りが付いたので、甲子園に向けてサポートに徹していく」と力を込めた。

