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松本駅前の公園通りが快適空間に 電線地中化、美舗装が完了

改良工事が完了した松本駅前の公園通り

 松本市が整備を進めてきた、松本駅東側の市街地の市道(通称・公園通り)の改良工事が完了した。電線の地中化や植樹帯の改良、環境に配慮した舗装材の敷設などが行われ、駅前のイメージアップが図られた。

 公園通りは昭和50(1975)年ごろに整備された。松本駅と神明町交差点を結ぶ約160メートル区間に植樹帯が設けられ、「インターロッキングブロック」と呼ばれる透水性のある路面が特徴となっている。路面に老朽化が見られ始めたことから、市は平成29(2017)年度から約3億円をかけて整備を進めてきた。
 新しい路面は車道に灰色、歩道に白色を基調としたブロックを敷いた。車道部分は改良前の5メートルから4メートルに狭めた。車道が狭くなり車の通過速度が落ちることで、歩行者の安全に配慮した形状となっている。
 改良区間内にはベンチを6基設置し、市民や観光客らが憩えるようにした。公園通り沿いで長く商店を営む男性は「視界が広がり明るくなった」と話していた。