教育・子育て

小学生がマーチング体験 松本の市民有志が指導

団員と小学生が一緒に練習に取り組んだ体験会

 松本地域の市民有志による「松本シティーマーチングバンド」(豊島実代表)はこのほど、松本市の島立小学校体育館で、来年度中学校に入学する児童らに向けて活動の体験会を開いた。初めての試みで、部活動の地域移行が進む中、伸び盛りの子供たちにマーチングに取り組む機会を提供したいとの思いがある。

 学校の金管バンドでマーチング演奏の経験がある同市清水小学校の5、6年生12人が参加した。バンドの団員約20人と基礎練習をし、決められた距離を一定のテンポで歩く練習などに、真剣な目つきで取り組んだ。同小学校6年生の前野由衣花さん(12)は「小学校とはレベルが違い大変だったが、わかりやすく教えてもらった」と満足そうだった。
 2月に策定された市の部活動地域移行推進計画では、令和8年度中に平日の活動を含む移行を目指している。豊島代表は「将来音楽に進む道を閉ざさないようにしたい」と話していた。