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出会いとつながり重視へ 「しおじりボランティアの集い」内容一新

集いの実行委員たち。今回は公募委員を迎えアイデアを出し合った

 塩尻市内でボランティアに取り組む人たちが活動を発信、交流する「しおじりボランティアの集い」(実行委員会など主催)が17日、市北部交流センター・えんてらすで開かれる。38回目となる恒例行事だが、公募委員を実行委員会に迎えて内容を一新。近年は講演を聴いて情報共有することが多かったが、今回はブース出店のイベント形式とし「出会いとつながり」を重視する。

 会場には交流・販売ブースや、各団体が活動を紹介するパネル展示のほか、楽しい遊びのコーナーも設ける。「何か活動してみたい」という人がふらりと訪れやすくした。すでに奉仕、慈善活動をしている人たちもつながり合える場を目指す。
 交流ブースには、児童虐待防止活動をする信州オレンジリボン運営委員会ファミリアや、おさがり会などを企画するNPO法人えんしょくなどが出展。多文化交流ブースもあり、ベトナム出身者らが手作りの新聞やせんべいなどを持参する。公募委員の一人でベトナム出身のハーマイン・サンさん(31)は「塩尻に住んでいるので共生社会のために何か貢献できたらと参加した。日本の人たちと交流したい」と意欲を見せる。
 販売ブースでは、こども食堂への寄付活動などに取り組む「よつば会」が子供用品を販売。遊びのコーナーでは、おもちゃ図書館が自由に子供たちが遊べる場を用意する。パネル展示では要約筆記、点訳、手話、朗読に取り組む人たちが活動を紹介する。
 集いは午前10時~午後1時で無料。誰でも参加できる。申し込みは不要。

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