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家に眠る映像提供して まつもとフィルムコモンズが地域映画第2弾制作へ

地域映画「まつもと日和」に提供された8ミリフィルムに映っていた昔の本町通り

 松本市の市民団体・まつもとフィルムコモンズは、松本市の地域映画「まつもと日和」の第2弾の制作に向け、家庭に眠っている市内で撮影された8ミリフィルムを募集している。フィルムの受け付けは7月22日、10月22日を予定している。

 市町村合併前の旧町村を含む現在の松本市域で撮影された8ミリフィルムで、白黒・カラー・有声・無声は問わない。提供されたフィルムは、調査、クリーニング、デジタル化を経て映画に活用し、最終的にはデータとともに提供者に返却する。
 「家のどこかにあるはずだけど探す人手が足りない」といった場合は、コモンズのメンバーが「フィルムレスキュー」に訪問して手伝うこともできる。
 まつもとフィルムコモンズは昨年度に地域映画「まつもと日和」を制作し、2月に公開した。監督は三好大輔さん(51)=松本市清水1。第2弾は令和6年の完成・公開を目指している。家庭に眠る8ミリフィルムは「映写機がない」「撮影者が亡くなった」などの理由で処分されたり、経年劣化が進んだりして、「貴重な文化資料が失われる瀬戸際にある」といい、「ぜひ探して提供して」と呼び掛けている。
 フィルムの受け付けは要予約。問い合わせはまつもとフィルムコモンズ事務局(電話090・3535・6519)へ。

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