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木曽合宿 6月27~29日 出羽海部屋 2年連続3回目 実行委が初会合 準備始動

髙崎親方(右)も出席した木曽合宿の実行委初会合

 上松町出身の大相撲・御嶽海久司関が所属する出羽海部屋が木曽町で実施する「木曽合宿」を催す実行委員会は10日、町内で本年度の初会合を開いた。6月27~29日の3日間実施する今年の日程などを確認し、2年連続3回目となる合宿の開催準備が本格的に始動した。

 木曽合宿は、木曽町民相撲場を稽古場に令和元年6月に初開催。新型コロナウイルス禍の中断をはさみ、昨年4年ぶりに開催した。誰でも見学できる最終日の公開稽古では、今年も巡業さながらの多彩な企画を予定する。また、2日目の28日には地元の中学生が競う伝統の「木曽福島相撲大会」が同相撲場で予定されており、大会の副審を部屋の力士に務めてもらうことで相撲の普及につなげる趣向も検討中だ。
 自治体や商工・観光関係者、木曽相撲連盟などでつくる実行委の初会合には、出羽海部屋付きの髙崎龍水親方=元幕内金開山=も出席した。「合宿は地元の皆さまが喜んでいただけることが第一」と話し「力士一同楽しみにしている。御嶽海も、三役力士として合宿を迎え、地域の盛り上げに貢献できるよう頑張ってほしい」と期待していた。
 町民相撲場の敷地内では、屋内土俵2面を設ける総合トレーニングセンターの建設工事が進む。実行委員長の原久仁男・木曽町長は「合宿に(工事の完了が)間に合えば、土俵開きや竣工式を御嶽海関ら部屋の力士と共に開催できる。力士の稽古も新施設を使えるように調整したい」と話していた。

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