政治・経済

松本市人事異動 女性管理職29.1%に

 松本市は26日、4月1日付の人事異動を公表した。異動総数は600人(前年度比14人増)で、例年並みの規模となった。課長以上の女性管理職の割合は前年度比4・1ポイント高い29・1%(46人)で、臥雲市長は定例記者会見で「ジェンダーギャップ解消を目指し、就任時の11%から30%を目指して取り組んできた。令和7年度には達成できる見込み」と述べた。

 組織数は16部7本部119課で、インクルーシブな共生社会の実現に向けて「こども発達支援課」を新設した。20ある部局長ポストは3人が3月末で定年退職し、昇任が4人、12人が留任となった。
 臥雲市長は副市長に中野嘉勝総務部長を起用するとし、後任に田中史郎お城まちなみ創造本部長を充てる。県長野保健福祉事務所長に就く塚田昌大・松本市保健所長の後任に、県佐久保健福祉事務所長の小松仁氏が着任する。
 臥雲市長は中野氏を副市長に選任する理由について、「行政に関する知識・経験、バランス感覚に優れている。庁内、議会との調整も円滑に行ってきてくれた」と述べた。嵯峨宏一副市長は慰留したものの、「後進に道を譲りたい」との意向があったという。