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新品種イチゴ 名前付けて 安曇野市・堀金烏川の堀井さん育成 来月15日まで募集

新品種の名称募集のチラシを持って協力を呼び掛ける堀井さん(右)と市農政課職員

 安曇野市や農業者などでつくる市農業再生協議会は15日、夏秋イチゴの新品種の名称募集を始めた。同市堀金烏川の夏秋イチゴ農家・堀井勇司さん(43)が10年以上かけて育成した新品種で、特産品としてのPRを図ることで夏秋イチゴの知名度をさらに向上させ、生産振興を図る。5月15日まで、安曇野らしい名前を募っている。

 堀井さんによると、県内で夏秋イチゴとして育てられていた品種・サマープリンセスに他のイチゴを掛け合わせて育成した。夏秋イチゴは酸っぱいというイメージがあるが、新品種は甘みが感じられ、生食にも適している。農林水産省に品種登録を出願しているという。
 夏秋イチゴ生産者やJAあづみ職員、パティシエなど6人で組織する選考委員会が6月に、応募のあった案の中から名称を決める。その後、商標登録する。堀井さんは「安曇野の皆さんの品種として育てていきたい」と話している。
 名称案や理由などを、ながの電子申請サービスで応募するか、市農業再生協議会事務局の市農政課に郵送する。採用者(同じ名称案を提案した人が複数いた場合は3人まで)は新品種のイチゴ狩りに招待する。応募者の中から抽選で20人にイチゴを使った甘味などをプレゼントする。
 問い合わせは同課(電話0263・71・2430)へ。