政治・経済

南木曽町長選 無投票か 告示まで1週間 町議選は選挙戦の公算大

 任期満了に伴う南木曽町長選挙と町議会議員選挙(定数10)は、16日の告示まであと1週間に迫った。町長選は、2期目の現職・向井裕明氏(64)=読書=以外に表立った動きはなく、無投票の公算が大きい。町議選は、現職10人がいずれも出馬意向で、新人も2人が出馬の意思を示しており、選挙戦の可能性が高くなっている。

 向井氏は3月末に朝のつじ立ちを始め、国道19号沿いの各地でドライバーらに手を振る。対抗馬がいない中だが、前回選は新型コロナウイルス禍で選挙前の政治活動ができなかったこともあり「住民と顔を合わせ、声を聞くことを積極的に続けていく」と話す。
 町議選は、市民タイムスの取材に対し、態度を保留していた7期目・高橋進氏(73)=読書=が出馬の意向を示した。3月21日にあった立候補手続きの事前説明会では、新人4陣営が出席。このうち態度を保留した1陣営は出馬を断念し、1陣営は引き続き検討中としている。
 立候補の届け出書類の事前審査は、10日に役場で行われる。