政治・経済

聖高原スキー場でソーラースノーバイク走行テスト

ゲレンデでソーラースノーモービルをテストする山脇さん

 麻績村の聖高原スキー場で5日、浜松市のソーラーカーチーム「HAMA零(ゼロ)」代表の山脇一さん(71)によるソーラースノーバイクの走行テストが行われた。メンバー3人が訪れ、関係者と共に雪原での走り心地を確かめた。

 山脇さんが長年開発・研究している太陽光充電が可能な小型電動ビークル(乗り物)の一つで、平日の利用が少ない子供向けそりゲレンデの平地を走った。安全を確認した上で、斜面を登るテストもした。
 山脇さんと長年の親交があり、松本工業高校の校長時代には村にも観光イベントで協力した青柳徹さん(63)=安曇野市=の仲介で、スキー場を運営する聖高原リゾートがゲレンデ利用を快諾した。
 日本ソーラービーグル協会の会長で、この分野の第一人者の山脇さんは「雪原での走行を試せて良かった。ありがたい」と、聖高原リゾートのフットワークが軽い対応に感謝した。「聖高原はゲレンデや湖など環境が多彩でいろいろな乗り物が試せそうだ。可能ならイベントを開ければ」と展開に期待した。
 青柳さんとともに立ち合った聖高原リゾートの塚原広之課長は「脱炭素を地域で考える上でソーラービークルは将来性が大きい。必要とあれば惜しみなく協力したい」と話していた。

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