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将棋の腕 石川七段に続け 塩尻で功績たたえ初の大会

石川七段(右)の指導対局を受ける参加者

 昨年9月に現役を引退した棋士・石川陽生七段(60)=東京都=の名を冠した初の将棋大会「第1回石川陽生杯将棋大会」(日本将棋連盟塩尻支部主催)が25日、塩尻市の塩尻総合文化センターで開かれた。県内外から参加した約100人がA~E級に分かれて、盤上で熱戦を繰り広げた。

 「はじめての将棋大会」と銘打ったE級には14人が出場。4組に分かれてリーグ戦を行い、各組で勝敗を競った。石川七段、勝又清和七段(54)の指導対局もあった。
 石川七段の指導対局を受けた桔梗小学校5年・藤井大志君(11)は「途中でピンチになったが、銀で崩すことができた。石川七段は強かった」と話していた。
 長年、日本将棋連盟塩尻支部の師範を務め、県内で将棋普及に尽力した石川七段の功績をたえようと、同支部が大会を創設した。石川七段は「大変光栄で感無量」と喜び「将棋が盛んになってほしい」と話していた。