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2025年

高校球児の夏開幕 開幕戦で松商学園が勝利

2025/07/06
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 第107回全国高校野球選手権長野大会は5日、セキスイハイム松本スタジアム(松本市)で開幕し、夏の甲子園出場を懸けた熱戦の火ぶたが切られた。開会式は連合3チームを含む71チーム(82校)の選手が、家族や仲間、大勢の高校野球ファンが見守る中を堂々と行進し、健闘を誓った。開幕戦は、松商学園が地球環境に6―0で勝った。6日は県内4会場で1回戦と2回戦計12試合を行う。
 開会式は昨夏優勝の長野日本大学を先頭に、北信、東信、南信、中信の順で入場した。県高校野球連盟の久保村智会長は「一戦一戦、一球一球全力で戦い抜くことで、皆さんの高校野球は一生の財産になる」と激励。選手宣誓は伊那北の近藤勇之祐主将が「私たちが野球の魅力を次の世代に伝える番。本気の夏をつくりあげる」と力強く誓った。
 中信勢は16チーム(21校)が頂点を目指す。松本深志の福山晃大主将(3年)は「今までやってきたことを出し切る時がきた。わくわくしている」と力を込め、日本ウェルネス長野の野中塁主将(同)は「待ちに待った舞台。相手が誰でも全部勝っていく」と闘志を燃やしていた。

7回をほぼ完璧に抑えた松商学園の主戦加藤
7回をほぼ完璧に抑えた松商学園の主戦加藤
開会式で入場行進に臨む中信勢。甲子園切符を懸けた争いの火ぶたが切られた
開会式で入場行進に臨む中信勢。甲子園切符を懸けた争いの火ぶたが切られた