多彩な企画で歓待 安曇野市の2高校で文化祭
2025/07/03
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安曇野市内の高校で文化祭シーズンを迎えた。豊科高の「第78回豊高祭」は5、6日の2日間、穂高商業高の「第68回穂商祭」は5日に一般公開を行う。生徒たちは特色ある企画を用意し、地域の人たちを楽しませようと準備に張り切っている。

豊科高のスローガンは「青春フィルム」。映画をテーマに装飾や展示に工夫を凝らす。実行委員長の藤澤月野さん(17)=3年=は「映画の世界に飛び込むような体験をしていただけたら。青春のフィルムがいつまでもきらめくような文化祭にしたい」と話す。クラス展示は来場者が参加できるように迷路やゲーム、お化け屋敷などを企画。模擬店やキッチンカー、ステージ発表も充実させる。生徒会長の平林怜さん(17)=同=は「来場者の皆さんと高校生の枠を越えた交流ができたら」と期待する。正午(6日は午前10時)~午後3時半。

穂高商業高のスローガンは「ONE PIECE」。仲間や来場者とつくる思い出が宝になるよう願いを込めた。短冊を書いてササに飾る七夕の企画や、縁日コーナーなど参加型イベントを用意する。ダンスや演劇、音楽の発表、穂商シュー(シュークリーム)や家庭科部の手作り焼きそばなどの販売、模擬店やキッチンカーの出店もある。会場で同校公式LINE(ライン=無料通信アプリ)に登録した先着200人にプレゼントも。実行委員長の藤原実央さん(17)=3年=は「全校生徒が心一つに準備しているので、幅広い世代の皆さんに楽しんでほしい」と力を込める。午前10時~午後3時。