趣味の交流サロン好評 片丘公民館が月2回開催 利用促進、人材発掘も
2025/07/02
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塩尻市の片丘公民館は本年度、同館で、地域住民が手芸などの趣味を持ち寄って時間を共有する「手しごとサロン」を開いている。公民館の利用促進や特技を持つ地域人材の発掘を目的に月2回開き、集まった人同士でおしゃべりしながら楽しんでいる。
6月11日に始まり、2回目の25日は住民3人が訪れた。参加者の提案で、公民館職員らと折り紙を使った「連鶴」を制作した。折り紙に切れ目を入れ、1枚の紙から2~4羽がつながった折り鶴を作る作業に夢中になっていた。
前回は公民館が用意した、アウトドアで使うナイロン製ひも「パラシュートコード」を使う手芸を楽しんだが、基本的には個人が好きな作業を個別にできる空間を提供している。
高齢化に伴い、公民館を拠点にしたサークル活動を休止する団体が増え、現在は数団体になっており、文化祭への出品も減っているという。公民館の青柳香奈主事(43)は「もっと気軽に使ってほしい。地域のために力を使う人の掘り起こしもできたら」と話す。
サロンの開催は毎月第2、4水曜日の午後3~5時を基本とし、参加費はお茶代で100円。子供は無料で利用できる。次回は7月9日に予定している。