味良しタマネギ収穫開始 豊科
タマネギ産地の安曇野市で収穫作業が始まった。豊科南穂高の約3ヘクタールで栽培している農事組合法人・踏入ゆい生産組合(小穴憲一組合長)は11日、わせ種・スパートの収穫を始めた。まずは安曇野市と松本市の学校給食用に出荷する。
収穫の開始は例年並みで、やや小ぶりだが味はいいという。畑には、土から露出したタマネギがごろごろと転がり、みずみずしい光沢を放っていた。
組合員とアルバイトの計6人で作業に励んだ。タマネギの根を切って畝の中ほどに集めた後、専用の機械で丁寧に拾い集めた。
収穫作業は6月上旬から中旬にかけてピークを迎える。小穴組合長は「この時期がまた来た、という感じがしてうれしい。まずは子供たちに今年の新タマネギを味わってもらいたい」と収穫できる喜びを語っていた。