気温ぐんぐん激しい寒暖差 松本ではビアガーデンオープン
中信地域は10日、寒暖差の激しい一日となった。晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が効いた朝は氷点下の冷え込みとなる所があった一方、日中は強い日差しが降り注いで25度以上の夏日となる所があった。気象庁の観測によると、寒暖差は安曇野市穂高で25.0度、松本市沢村で23.6度に達した。
最低気温は多くの観測点で4月上旬並みとなり、木曽町開田高原が氷点下3.0度、松本市今井が氷点下0.3度、沢村が2.3度、穂高が1.5度だった。JA松本ハイランドによると、山形村と塩尻市のアスパラガス約0・9ヘクタール、山形村の加工用トマト約0・1ヘクタールで凍霜害があった。
各地の最高気温は6月上・中旬並みまで上がり、穂高が26.5度、沢村が25.9度だった。松本市内ではビアガーデンが今季の営業を始め、深志1の商業ビル・コングロMの屋上ビアガーデン「スターライト」では、夜風を浴びながら仲間とビールを味わう姿が見られた。会場にはテントや屋内ビアホールもあり、寒くなっても楽しめる。
長野地方気象台によると、週末の県内は晴れて暑くなりそう。ただ、週明けの13日は前線などの影響で雨となり、県の南部や西側の地域を中心に降水量が多くなる見込み。気象台は大雨に関する気象情報を発表し、土砂災害などに注意を呼び掛けている。