避難所想定 筑北で実践や意見交換
2025/11/04
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筑北村西条の日本ウェルネス長野高校体育館で10月11日と12日、災害時に長期化しがちな避難生活を支援するリーダー・サポーターを養成するための研修会が開かれた。村内外から約50人が参加。さまざまな災害時の避難所を想定し、避難生活の課題解決について実践や意見交換を通じて理解を深めた。
参加者は被災者の状況・心情の理解や、避難所の環境整備、対人コミュニケーション、運営の担い手との連携・協働について学んだ。避難所での被災者の持病など困りごとの事例を紹介する動画を見て議論を交わしたり、被災者役とリーダー・サポーター役に分かれて被災者への声掛けを体験したりした。避難所も再現され、改善点を話し合った。
参加した村内の女性(67)は「災害時は公民館が避難所となるので、研修をもとに季節ならではの問題や体が不自由な避難者のサポートなど地区で考えたい」と話していた。
内閣府主催で、災害ボランティア人材を増やす目的で、国は4年度から意欲のある市町村と共催でモデル研修を実施している。参加者には修了証が贈られた。




