ゴスペル歌い客席魅了　ＪＡ松本ハイランド女性部・ばぁば天使

　ＪＡ松本ハイランド女性部のゴスペルグループ・ばぁば天使は２６日、松本市小屋南１のＪＡ虹のホール芳川で１０周年記念コンサートを開いた。単独の大規模公演は初めてで塩尻市を拠点に活動するメンバー２３人がはつらつと出演し、明るい歌声と豊かなハーモニーで満席の約２３０人を魅了した。
　曲間にメンバーのトークを交え衣装も替えながら、ゴスペルの名曲をはじめ「恋のバカンス」「花嫁」といった多彩な１１曲を表情豊かに歌い上げた。曲ごとに異なる振り付けで、客席も手拍子を送るなど盛り上げた。指導するボイス・アーティストの布野えいじさん（５３）のステージもあった。
　グループは旧ＪＡ塩尻市女性部の活動として平成２５（２０１３）年ごろに始まり、感染症禍での２年間の休止を挟んで継続。農家のメンバーが多く、続けて練習できない難しさもある中で地道にレパートリーを増やしてきた。
　代表の平林道子さん（７１）は「当初より皆声が出るようになっている。私たちと一緒に、お客さんにも楽しんでもらえれば」と願っていた。