風穴で熟成 日本酒蔵出し 松本の3蔵
2025/09/18
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松本市安曇稲核にある天然の冷気を利用した貯蔵庫「風穴」で17日、今夏を越した日本酒の蔵出しが行われた。市内の大信州酒造、亀田屋酒造店、笹井酒造の各蔵の酒が熟成し、まろやかな味わいに仕上がった。
道の駅風穴の里に隣接する風穴に4月、約3300本を蔵入れして5カ月余り貯蔵した。山の斜面から噴き出す冷気によって風穴の内部は、この時季10度ほどに保たれている。蔵出しでは、3社の社員が協力して酒瓶の入ったケースを次々と運び出した。
今後各蔵で販売する。大信州酒造総務部の柏原章伸さん(38)は「自然の恩恵を受けて熟成された貯蔵酒を味わってほしい」と話していた。
