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2025年

安曇野市役所の庁舎 カラー照明で啓発開始 ライトアップ設備導入 

2025/09/18
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 安曇野市役所の庁舎を色とりどりの照明でライトアップをする取り組みが16日に始まった。市制施行20周年記念事業の一つとして導入したライトアップ用の設備を初めて使い、認知症支援のシンボルカラー・オレンジ色で照らした。今後は各課の啓発活動などに合わせて随時、さまざまな色で庁舎を彩っていく。来庁者や通行人の目を引いており、市のPRにも一役買いそうだ。
 照明設備は、光の三原色で色を調整するLED(発光ダイオード)照明で、36基とコードを約50万円で導入。常設ではなくライトアップのたびに設置する。
 16日夜は、市高齢者介護課の「安曇野市オレンジキャンペーン」として、9月21日の「認知症の日」や9月の「認知症月間」に合わせてライトアップした。
 日が沈み、庁舎南側2、3階のベランダに設置した照明がつくと、壁や天井に反射して建物が浮かび上がり、道行く人たちが足を止めて眺めていた。
 同課担当者は「より多くの人が認知症への理解を深めるきっかけになれば。認知症がある人やその家族が安心して暮らせるまちづくりを推進していきたい」と願っていた。認知症月間のライトアップは21日までで、午後6時半~8時半にともす。
 23日は「手話言語の国際デー」に合わせたブルーのライトアップを予定する。市財産管理課担当者は「普段と違う雰囲気の庁舎を楽しんでいただき、それぞれの取り組みを盛り上げ、広く周知する後押しとなれば」と話している。

認知症支援のオレンジ色に照らされる庁舎