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2025年

道の駅いくさかの郷と直売所「おみの恵み」が集客へ連携

2025/09/10
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 生坂村の道の駅いくさかの郷と、麻績村明治町に13日再オープンする農産物直売所「おみの恵み」が、特産品の仕入れ・供給で相互連携することになった。生坂村はブドウが、麻績村はリンゴと米が人気だ。お互いの強みとなる農産物を供給し合い、集客力の強化につながればと期待する。

 9日に合意した。当面は、生坂特産のブドウと麻績特産のリンゴを互いに供給し合って販売する。連携が軌道に乗れば両村で競合しない農産物を中心に補完し合う体制を構築していく。
 平成31(2019)年にオープンした道の駅いくさかの郷は、令和4年度に「ぶどう部屋」を設けるなどブドウの販売を強化したのが功を奏し、昨年度に年間売上高が初めて1億円を超えた。一方でブドウシーズン以外の目玉商品の確保が課題で、隣接地域との連携を模索していた。
 都内のスーパーでバイヤーだった甲本太郎駅長は「お互いが対等な関係で売れる工夫をして得する関係を築きたい」と語り、筑北村の直売所との連携にも意欲を見せる。
 おみの恵みを運営する麻績村農産物直売組合(塚原茂樹組合長)の事務局長兼任理事・三田紘也さんは「連携は生産者にとっても市場が広がるのでありがたい。直売所の利用拡大にもつながれば」と願った。

ブドウの販売体制を強化し、シーズンには平日も大勢が訪れる道の駅いくさかの郷